以前から家族に「いびきがうるさい」「ときどき呼吸がとまっている」と指摘されていて、睡眠時無呼吸症候群ではないかと思っていましたが、眠気はそれほどひどくないのでそのままにしていました。昨年6月に職場が変わってから、昼間の眠気がひどくなり、人と話をしていても眠ってしまいそうになることがありました。さすがにここまで来ると放置しておくことは出来ないので、近くの公立病院の呼吸器科に行きました。
問診票に睡眠時無呼吸症候群の症状があると書いたところ、診察の前に心電図測定、肺機能検査などを行うように言われ、それらの測定が終わった後に医師の診察が行われました。心臓、肺の機能に問題はなく、睡眠時に測定装置を装着してデータをとることになりました。
数日後、測定装置を輸入販売している会社の人が家に来て、測定装置の使い方を説明してくれました。装置はモルフェウスという名前で、記録装置のついたベルトを腹と胸に巻き、さらに鼻に管をさし、指にセンサーを取り付けて、睡眠時の呼吸と心拍を記録するというものです。その装置を装着して一晩眠りました。鼻の管は気になりませんでしたが、胸と腹のベルトが苦しく、あまり眠ることが出来ませんでした。
翌日、同じ人が装置を回収に来ました。データは医師に渡されるとのことでした。次の週に再び病院に行き医師の診察を受けました。データによると私は中度と重度の間くらいの睡眠時無呼吸症候群であり、CPAP装置(鼻にとりつけたマスクに空気を送り込み、その圧力により気道を確保する装置)による治療を行うことになりました。
年が明けてからその病院に3日間入院し、CPAPの空気圧等の条件設定及び装着方法の習得を行いました。入院費は3日間で23000円ほどでした。そして退院時にCPAPを自宅に持ち帰り、そのまま使用しています。
CPAPを装着して眠ると、いままで一日中頭が重かった症状がなくなり、異常な眠気もなくなりました。睡眠時間が短いと眠気はありますが、以前のような病的な感じの眠気ではありません。頭がとてもすっきりし、生まれ変わったような感じです。
CPAPは保険が適用され、月々の支払は4500円弱だそうです(3割負担の場合)。また、健康保険の適用を受け続ける場合は、1ヶ月にいちどの通院が必要とのことでした。
CPAPの効果については半信半疑でしたが、実際に使ってみてその効果に驚きました。睡眠時無呼吸症候群の兆候がある方は、是非いちど医師の診察を受けることをお薦めします。人によって効果に違いはあるようですが、もしかしたら人生が変わるような爽快な日々を送れるようになるかもしれません。
ただし、CPAPは無呼吸症状が起こるのを抑制するだけであり、根本的な治療法ではありません。医師からは痩せるように言われました。痩せれば睡眠時無呼吸症候群が完治するわけではないらしいのですが、痩せると症状が改善される場合が多いとのことでした。CPAPの効果は絶大ですが、こんな装置をつけなければ満足な睡眠を得られない身体でいるのはつらいことです。結局睡眠時無呼吸症候群との死闘は「肥満との死闘」であるわけです。完治するかどうかはわかりませんが、痩せる努力を続けたいと思います。
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